トップ戒名ってなに?位牌はいつからあるの?

戒名ってなに?位牌はいつからあるの?

戒名とは、仏教における戒(戒律、生活や心のありようの決まりごと)を受けた者に対して授けられる名前!

①戒名は仏弟子としてあるいは、ご先祖様としての新たな命を授かったといえます

位牌は、戒名をしるしてお祀りするものですが、そもそも戒名とは何か?それは仏教における戒(戒律、生活や心のありようの決まりごと)を受けた者に対して授けられる名前です。日蓮宗では、法号、浄土真宗では法名と呼び戒名と区別しています。死後にいただく戒名は仏弟子としてあるいは、ご先祖様としてのあらたな命を授かったといえるのです。だからこそ遺族は、故人のお位牌をお姿そのものととらえ、大切にお祀りするのです。mohuku

 

②庶民の家でも位牌を祀るようになったのは江戸時代

庶民の家で位牌が祀られるようになったのは、江戸時代の元禄から享保年間(1688~1736年)の頃だろうといわれています。(鎌倉幕府の執権北条氏の記録を記した北条九代記に位牌が登場するのが、文学的資料の中では、一番古いものであるらしいのです。)江戸時代の初期にはすべての人がお寺に所属する檀家制度が作られ、1700年代に入ると仏壇を持つ家庭が増え、その中で位牌も普及していくことになったといわれています。

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③まとめ

お位牌を作っても戒名を授からずに俗名のままでお祀りする方もいらっしゃいます。あるいは、写真だけでお祀りする場合などのやり方は無宗教状態ということになります。無宗教であっても位牌はつくりたいと思われるように、位牌は故人そのものであるという意識が日本人のDNAの中に摺り込まれているのではないでしょうか。

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