トップ【社長の独り言】part8 ”宗研展示会THE LAST”

【社長の独り言】part8 ”宗研展示会THE LAST”

1年中で一番好きな季節。それも今年でLASTです。ありがとう。そしてこれからもよろしく!

「お知らせ」でご案内のとおり宗教用具研究会展示会が、5月9日、10日に大阪OMMで開催されます。全国の仏壇仏具専門店様をはじめ仏壇仏具神具を扱う小売業者様を招待して新製品の発表や一押し商品の展示販売を行う催しです。仏具業界の有名メーカー、問屋など数十社が集まり開催する共同の展示会です。今では、珍しくないスタイルですが44年前のスタート時には、他に類をみない画期的な企画でした。当時は、大手卸業社が単独で展示会をするのがスタンダードでしたから。
大阪を中心とする卸業者4社で立ち上げ最盛期には40社を超える出品企業の参加を得、大盛況となりました。チャーターメンバー4社が主催業者となり運営してきました。(途中1社は、入れ替わりましたが。)
「弊社まつたに」も主催業者として初回より参加し、先代社長は、長く本会の会長を務めました。1年を通して企画、準備をし開催しました。その趣旨は、「決して売らんかな ではなく研究していただく。お気に召したものがあれば、おもとめください。」というものでした。そのため「押し売りされないから気軽に見に行ける。」ということが人気を呼び発展いたしました。
「弊社まつたに」も新製品を発表するために毎年開発にいそしみ、新規得意先も獲得し、宗研と共に歩んでまいりました。5月の宗研は、弊社にとって風物詩であり、総力をあげて取り組むイベントでした。現社長の私は、第4回展示会から参加し現在に至っています。会の運営にもたずさわってまいりました。MIZUHO319000_TP_V

今や宗研のような各社合同の展示会が当たり前のスタイルとなりましたが、惜しむ声もある中、その草分け的存在である宗研展示会は、その役割を終えようとしています。
宗研メンバーは、皆親密で展示会や会合のたびに懇親会を催し、かつては、毎年仲間の工場を訪ねる産地見学旅行を実施し、商売だけではない付き合いをしてきました。そのため同業他展示会グループよりも、絆は固いと自負しております。また宗研ファンともいえる毎年ご来場いただくお客様企業にささえられ今日まで歩んでまいりました。ここに厚く御礼を申し述べさせていただきます。

5月の新緑のさわやかさは、宗研の思い出と共にあります。
田舎の弊社から、新緑とさつきの道を大阪まで走るところから展示会は、始まります。そして大阪のホテルから会場まで歩く都会の歩道にも新緑があふれさわやかな5月の風と香りが包んでくれます。1年中で一番好きな季節。それも今年でLASTです。

ありがとう。そしてこれからもよろしく!

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