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先輩の声①

T さん

木地彫刻担当
T さん 2018年 入社

入社のきっかけは?

きっかけはハローワークで求人を見つけたからです。元々、デザイン系の学校出身で、卒業後はデザイン事務所に入社しました。子供も生まれ、正社員で長く働くことが出来る会社を探しました。面接を決意したのは、会社見学での印象です。すれ違う社員の皆さんから挨拶されたことを覚えています。とても気持ちが良かったのを覚えています。何よりも仕事に対する皆様の姿勢が印象的でした。彫刻刀を持ったことがなかったのでとても不安でしたが、やってみたいという気持ちが強くなりました。

仕事内容は?

T さん

主に彫刻です。刃物を使って、細かい彫り物を木に施します。今は、屋根付き位牌の屋根に携わらせていただいています。まだ日が浅いので、周りの方や関係部署の方に教えてもらいながら、進めています。難しいのは左右のバランスをミリ単位で合わせることが求められることです。左右の幅、彫刻の深さ、立体的に仕上げることが非常に難しいです。

仕事のやりがいを感じるとき、うれしいときは?

出荷前の完成品を見た時です。自分がした仕事が形になり、各工程を経てとても立派な姿を見ると嬉しく思います。何もない所からこんなすごいものが出来るんだと。やりがいを感じる時は、新しい仕事を任された時です。練習を繰り返していると、上司から本番行ってみようかと言って、任せてもらったときは、不安もありますが、わくわくします。

まつたにのこんなところがいいよ

私にはまだ小さい子供がいるため、急な用事で休まないといけない時が多々あります。そんなときでも、とても暖かく理解いただけているので、とても嬉しいです。また、部署内の皆さんの雰囲気が良く、居心地がいいです。初心者で覚えが悪い私に、丁寧に何度も教えていただけます。当たり前であってほしい環境が、当たり前にあることに、とても感謝しています。

先輩の声②

S さん

木地彫刻担当
S さん 1984年 入社

入社のきっかけは?

入社は36年前です。友人が働いていたのと、家が近かったので高校卒業と同時に入社しました。そのときは全社員30-40名のこじんまりとした会社でしたね。入社後、最初は仏壇の配達をしていました。4.5年目あたりから木地彫刻の職場に配属になり、それからずっと木地彫刻に携わっています。

仕事内容は?

S さん

木地の木取成型が主な仕事です。まず、加工に適切な木材を選びます。位牌のどこに使われるかによって求められる木の特性が異なるので、それを理解したうえで選ぶ必要があります。また、これだけ長い間やっていると、だいたいの感覚でできます。職人の勘とよく言いますが、まさにそれです。目印を入れますが、だいたいで思ってたところに来ます。
現在は木地部門の部門長のため、マネージメントも任されています。自分からこれがしたいという気持ちを大事にしています。自分から教えてほしい、という想いで教わったことは確実に身になります。昔は確かに、見て覚えろ、見て盗め、という部署でした。しかし、今はそんな時代ではありません。きちんと先輩が指導する環境を整えています。ただ、昔も今も変わらず大事なのは、自分から教わるという姿勢です。

仕事のやりがいを感じるとき、うれしいときは?

やりがいを感じる時は、別注の位牌を完成させた時です。うちはレギュラーの位牌があり、通常はそれを制作しますが、時々、特別な形の位牌注文が来ます。そのたびに、メンバーで話し合い、完成した時は達成感があります。また、指導の面から、部下はレベルアップしていく姿を見るのはとても嬉しいです。

まつたにのこんなところがいいよ

職場の雰囲気がいいです。仲が悪いと、仕事に来るのも嫌になると思います。しかし、うちはみんな気が利く子たちばかりです。この空気が仕事にも表れているでしょう。

先輩の声③

I さん

金箔担当
I さん 2014年 入社

入社のきっかけは?

私は、昔から伝統工芸や歴史遺産に興味があり、芸術系の学校で学んでいました。就職先も、可能な限り好きな分野に携わりたいと考えていたので、当社の求人募集を見つけた時には「ここしかない!」と思いました。そして面接の際に、実際の仕事を体験させてもらいました。今の働いている分野のものではなかったのですが、すごく楽しかったのでここの会社で働きたい!と強く思ったのがきっかけです。また、金箔はもちろん、漆にも触れたことのない私でも知識や技術を身に付けることができたら素敵だな、と思ったのもきっかけの一つです。

仕事内容は?

I さん

まず、余計な金箔がつかないように養生テープを貼り、パーツの大きさにあわせて箔を切ります。それから接着用漆をすり込み、手と目の感覚だけで丁度良い加減に整え、金箔を載せます。
金箔が馴染んだ時に綿で軽く押さえ、余分な金箔を掃います。テープを剥がし、はみ出た金箔をふき取り完成です。

仕事のやりがいを感じるとき、うれしいときは?

私にとって仕事のやりがいは、自分の技術の成長を感じた時です。
勤めはじめの頃は、漆を綺麗に拭き取ることができず、色むらが出来てしまったり、黒く擦れてしまったりと沢山失敗をしてきました。それでは商品として店には出せないので箔の押し直しをしなければなりません。そのせいで時間もかかり1日に1本も完成させることが出来なかったのですが、今ではその失敗も少なくなり自分では納得できる数ではありませんが、そこそこ押せるようになりました。また、難しい仕事を任されるのも自身の成長が反映されていると考えています。

就職活動をしている皆様へメッセージ

就職活動は、自分自身を考え直す重要な機会ではないでしょうか。
何が好きなのか、何がしたいのか、何に喜びを感じるのか・・・
それを明確にし、できるかぎり客観的な視点で自分の希望と各企業とを照らし合わせることが大切だと思います。今まで経験してきたテストと違い、努力をしても結果がついてこないことも多いと思います。でも、それらは決して無駄ではなく、自分のためになります。不安はそう簡単にはなくならないと思いますが、自信を無くさず、諦めず、自分が胸を張ってやりがいを感じられると思う仕事を全力で見つけて下さい。応援しています。

先輩の声④

Tさん

木地ペーパー担当
T さん 2005年 入社

入社のきっかけは?

就職活動をしている中で「接客がしたい」という思いで、学校の求人票では「接客業」ばかりを探していました。その中で「販売」と「製造」の求人を出されていたのがこの会社でした。見学にきて初めて見るものにただただ驚くばかりで、自分たちで作り上げた商品を販売してみたいと思い、入社を希望しました。
販売するにあたり、研修で製造工程を一通り勉強することになり、いろいろなことを教えて頂く中で「ものづくりの楽しさ」を知りました。そして表面化されている商品の美しさだけではなく、見えない過程の大切さや、作り上げることの大変さ、それらの達成感も教えていただきました。
私はいつしか、ただ接客をするのではなく、「いい商品を作りたい!」と思うようになり、現在は製造部門に携わっています。

あなたにとってこの会社はどんな会社ですか?

女性にとって「働きやすい」「続けていける環境」を作ってくれている会社だと思います。
世の中には女性にとって働きやすい会社が増えてきていると聞きますが、まだまだ結婚や出産で仕事を続けられない方もいる中、この会社では産前産後休業、育児休業を取得している社員がたくさんいます。私自身2人の子どもがいてそれらを取得させてもらった社員の一人です。
現在は子どもの送迎・安全を考慮いただき、フレックス制を利用させてもらって仕事を続けている環境にしていただき、限られた時間の中ではありますが、日々勉強させてもらっています。

仕事内容は?

K さん

入社後はまず製造の全工程を学びました。配属された部署のことだけでなく、製品ができあがるまでの説明を受けた上で、自分が担当する木地ペーパーの工程を学びました。木地ペーパーの工程は、その出来が最終の仕上がりに大きく影響するため、非常に重要な工程です。まずは、道具や仕事になれるように研磨作業の手順をくりかえし行いました。見慣れない道具を使用することが多いので、慣れるよう繰り返し行います。一つの工程を繰り返し覚え、次に次にと進んでいきます。たくさん失敗したり悩んだりもしますが職場の先輩方がフォローやアドバイスしてくれます。中でも人の作業を見ることはすごく大事で自分と比べることにより見えてくることがあると私は思います。
現在は、私と同じように悩んでいる後輩に私の感じたことややり方を教えて一緒に向上できるように努力しています。

就職活動中の皆さまへのメッセージ

私のように入社してから「これがしたい」と思うこともあります。
自分には向いていないと決めつけるのではなく、興味をもつことで自分の可能性を広げることができると思います。
壁にぶつかることもありますが、悩んで考え、努力し続けることで成長し自信をもてるようになります。
就職活動中も不安や悩み、焦りもあると思いますが、自分に自信をもって前向きに取り組んでください。そうすると、表情も明るくなりますよ。
頑張ってください。応援しています。