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位牌はまつたに位牌

 「まつたに位牌」は、すべて工芸品です。

工業製品ではありません。全工程「手づくり」のため、大量生産はできません。木を切って削るところからはじまり、細かい彫刻は熟練の木地師が彫刻刀を使って彫りあげます。その後の下地塗装、研磨、中塗り、研磨、仕上げ塗りもすべて人の手に委ねられます。金箔、金粉、蒔絵の工程はさらに緻密な仕事が要求されます。
※安価な蒔絵は、日本が誇る伝統工芸手書き蒔絵ではなく、シールを張ったり、転写したりといったいわば蒔絵風のものが多いようです。天平&匠極上
木地(素材の木)は厳選されよく(5年間以上)乾燥されます。札には、奈良県吉野山の桧を使用します。桧は耐久性に優れた木で、法隆寺に代表されるように昔から神社仏閣の建築材料になっています。(※彫刻部分を合成樹脂で作るメーカーもあります。焼判といって彫刻の形の型を木の上に焼き付けて成形するメーカーもあります。)

「まつたに位牌」は、すべて木を手作業で彫刻するという昔ながらのもっとも熟練と手間を要する王道の工法で作り上げます。_DSC1127

さらに下地塗料は胡粉(ごふん)という牡蠣(かき)の貝殻の粉末を使います。これは、白い粉で伝統材料ですが、今では貴重品です。ひな人形の顔を塗るのに使われております。_DSC0764

※この下地は、3回以上重ね塗りをします。1回塗ったら乾かし、2回目を塗ります。そうやって流れてしまわないように厚みをもたせるのです。乾いたら表面を水研ぎ工程を経て研磨し、平滑にします。下地は、木痩せ、塗り痩せをふせぎ、上塗り塗料が木に吸い込まれてしまうのを防止するために塗ります。

そこでこの手間を抜くために、札板(戒名、俗名などを入れる板)の上に2㎜くらいの厚さのある白い合成樹脂板を張って、四方もしくは両面を囲ってしまう工法もあるようです。こうすれば、下地を何度も塗る手間も研磨も要りません。充分厚い合成樹脂で巻いてしまうのですから。下地としての研磨をしなくてよいのです。他社製位牌にはそのようなものが多くあります。

 

「まつたに位牌」は、土に還る材料を使います。

50年以上お祀りしたのちに土に還る自然界の材料(木、貝殻の粉末、漆、カシュ―ナッツから採れる塗料、金、鉱物からとれる絵具)を使います。人間は、亡くなると土に還ります。故人様の御魂をお祀りしたお位牌も最後は土に還るのです。
自然の摂理に寄り添った作り方をしております。将来も安心してお祀りいただけるのが、「まつたに位牌」です。そして、作り手の心が伝わる美を実現するために、木地の形、彫刻の隅々に至るまで徹底的に仕上げます。塗りは特に良し悪しのわかりやすいポイントですから、上塗り(じょうぬり)以上に仕上げます。

_DSC0843_DSC0790金箔、金粉、蒔絵の加飾は最終仕上げ工程ですから、自信を持ってお客様にご提供できる美しい工芸品に致します。_DSC1052_DSC0970

完成後は、厳しい検品があります。販売されたお位牌には、入念に文字入れ(彫文字または、書き文字)を施します。文字の大きさ、字配りなどのレイアウトに注意し、彫文字の溝の中に金を入れて際立たせます。このようにすべての工程において徹底的にこだわった工芸品位牌が「まつたに」のお位牌です!!
ご用命は「まつたに位牌」とご指名下さいませ。皆様の大切な方への想いを届けていただけるお位牌として今後もさらに精進してまいります。
まつたにについて詳しく知りたい方はこちら

 

 

 

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