基本は49日忌の満中陰までに作ります。
故人様のお位牌は、お葬式の時に祭壇にお祀りされていた白木の位牌から、本位牌に作り替える必要があります。
本位牌とは、塗りを施し金箔や金粉で加飾した本格的な位牌のことです。塗り位牌の他に、唐木(紫檀、黒檀製)位牌、モダン位牌(ウオールナットなどの木でできた木地位牌、カラフルな位牌、蒔絵入り位牌など)も本位牌です。
白木の仮位牌から、本位牌に作り替えるのは、満中陰までです。
満中陰は49日忌のことです。喪家または、法要会場、お寺様の都合で49日より切り上げて満中陰をお勤めする場合もあります。
35日で切り上げて勤める場合もあります。
49日忌を過ぎて作る場合もありますが、基本は49日忌の満中陰までに作ります。
お葬式後、出来るだけ早めに手配するのが安心です。仏壇店に希望のサイズ、仕様、価格の位牌がいつもあるとは限りません。メーカーが在庫を切らしていることもあります。製造には何日もかかります。仕掛品があっても間に合わないこともあります。また文字入れの日にちも必要です。
日用品とは違って、いつでもあるというものではないのです。とくに近年日本も海外も人手不足で生産に時間がかかっています。国産品にしろ、海外品にしろ位牌も仏具も在庫が切れるとすぐに供給できないのが昨今の業界事情です。
とにかく早めの手配をお奨め致します。