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「京千倉」は、どれも一緒なの?

位牌メーカーにより様々なものがあり、品質、価格、ディテール、総高さなどが異なる

kyoutikura

 

位牌の品名に京千倉というものがあります。弊社㈱まつたにを代表する伝統型位牌です。他社製品にも同じまたは、類似する名前の位牌があります。決して同じではありません。産地もメーカーも品質もばらばらです。ただ形(デザイン)が、京型千倉という伝統意匠のものということです。伝統型だけに昔は意匠登録等せずに製造販売されていました。したがいましてその洗練された形は各社の競作となったのです。もはやどこが元祖かわかりません。すくなくとも名古屋から関西、西日本にルーツがあるようです。関東、東北など東日本には、もともとなかった形で全国に普及したのは、まだ近年です。

その名前も京型千倉、京千倉、京型千倉座、京千倉座、上京千倉、上京型千倉、千倉座など少しずつ違うさまざまな呼称があります。基本的な姿は、同じに見えますがディテールが違いますし、木地、塗り、金箔、金粉等の使用材料、出来栄えも違います。
もちろん寸法も違います。4.0号(札丈4.0寸)の京千倉の場合をとれば、同じ4.0という規格であっても総高さは、各社の京千倉により皆違います。以前からお祀りしているのと同じ位牌をご希望された場合、単に品名と規格だけを言われたのでは、正確なものを手に入れられないということです。

品名と寸法だけ提示されて、弊社の位牌と同じだと思う。とご希望された時。念のために現在お祀りのお位牌の写真をメールしていただくと、他社製であったという場合があります。総高さえほぼ同じならデザインが多少異なっても構わないというならよろしいのですが、全く同じものをということであれば、その販売元を捜してもとめていただくことになります。

※もちろんお位牌の形は変わっても構いません。それぞれの時代にそれぞれの故人様にふさわしいお位牌をお祀りになればよいのです。お仏壇の中にたくさんお位牌が並んでいる場合、いろんな種類のお位牌が並んでいるのをよくお見受けいたします。

 

重要な点は、同じ品名の位牌でも、各業者によりさまざまなものがあり、品質、価格、ディテール、総高さなどがそれぞれ違うということです。

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