他の店にあたってみる
最寄りの仏具店にたずねてみて、解決しないときには、他の店にあたってみる選択肢もあります。各仏具店によって、扱う商品が違うからです。もちろん同じメーカーの同じ品物もありますが、結構違うものを置いておられます。他店との競合を避けるため、あえてそうする場合もありますし、昔から推している押しのメーカーの推しの商品を置いている場合もあります。
店によって「推し」の商品が違ったりするわけです。仏壇、仏具、位牌、数珠、線香、ローソクにいたるまですべての商品についてそうなのです。流通しているアイテムの全種類を展示している仏具店は、まずありません。どんな大型店でもです。さらに各店の「止め型」すなわち「その店のオリジナル」(PBプライベートブランド商品)もあったりします。それは、その店に行かないと手に入りません。
位牌に関しても各店のオリジナル商品があります。それらは、在庫切れの場合は、すぐにはできあがりませんし、(受注生産といって注文を受けてから制作する場合が多いのです。) また通常の既製品であっても、不人気で廃盤となる位牌もあります。探しても見つからない場合は、よく似た位牌かもしくは全然違う種類にしていただくか? です。 その場合は総高さだけは考慮してください。以前からお祀りしているお位牌の続柄による配慮を加味した上で、以前からのお位牌より背を高くしないのが基本です。(同じ高さでも構いません。)
以前の位牌が奥様で、今度の新仏様がそのご主人様の場合、ご主人のお位牌のほうが、背を高くするという方もいらっしゃいます。もちろん同じ高さでもかまいません。そもそも「夫婦位牌」といって、一つの位牌にお二人連名で作る方もいらっしゃいます。※「ジェンダー平等」が叫ばれる昨今ですが、仏事においては、まだまだ伝統的な風習が残っているようです。
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