存命のうちに戒名をいただき、位牌を作ってお祀り、供養されることを逆修といいます。逆は、「あらかじめ」という意味です。この場合、位牌の戒名の2文字に朱を入れます。(墓石の場合も同じです。墓石の場合、ご存命の建立者のお名前にも朱を入れます。)信士、信女や居士、大姉のすぐ上の2文字に朱を入れます。
夫婦位牌をお作りになる際に、おひとりがご存命で且つ戒名をいただいてある場合は、ご存命の方の2文字に朱を入れます。お亡くなりになったときに、朱を抜いて金や群青(総金、総紛位牌の場合)を入れます。ご存命の方が戒名をいただいていない場合(大抵の場合、こちらになります。)は、戒名、俗名を将来入れるスペースを空けておきます。(位牌の札板の片側に、お亡くなりになった配偶者様の戒名を入れます。)これが、夫婦位牌です。通常2.5巾とか中巾といわれるワイドタイプの位牌を選ばれると、ゆったりと2名連名で文字入れしやすいです。1名用の普通巾の位牌に2名連名で文字入れすることも、可能です。